2008年 07月 18日
OS 9.2.2とアップルスクリプト
かなり有名なので知っている人も多いと思いますが、アップデートでインストールされるAppleScript 1.7がとても多くの問題を抱えているということです。
英語圏ではアップデータの1.8.3がちゃんと配布されましたが、日本語版は結局配布されずに終わってしまいました。
AppleScript 1.7はユニコード関係に問題があるみたいで、濁点付き文字などが含まれたファイル/フォルダ名を上手く処理できず、簡単なスクリプトでもエラーが発生しちゃいます。
対策としては、上記リンクの1.8.3にアップデートしてもいいのですが、いくつか英語表記になってしまうことがあるようです。一般的には1.6にダウングレードすることが推奨されていますね。1.6もダイアログのボタンが重なって表示されるとかいくつか小さな問題はあるけれど。
ダウングレードはちょっと厄介です。1.6の関連ファイルのバックアップを取っていた場合は、システムフォルダ内の1.7ファイルと入れ替えて再起動するだけですみますが、そうでない場合は、
システムフォルダの「機能拡張」に入っている「AppleScript」とシステムフォルダの「スクリプティング機能追加」に入っている「標準機能追加」を移動させてからOSを再起動し、AppleScript Update 1.6をダウンロードしてアップデータを実行し、再びOSを再起動します。
アップルスクリプトはアプレットとかだけじゃなく、普通のアプリなんかでも内部的に使用しているものが結構あるので、OS 9.2.2を使用している人は必須作業ですね。
あ、でも、OS Xのクラシック環境として9.2.2を使用している場合は、1.8.3以上にアップデートされている可能性もあるので、「機能拡張」に入っている「AppleScript」を「情報を見る」でバージョン確認はしてくださいね。
by wabisukenohana | 2008-07-18 00:18 | TIPS